教え学ぶ

 

 

週に一度、10人ほどの教室で仏画の指導をしています。手本を渡しますが、自由に描いてもらっています。

仏画を通して仏教や宇宙のことを学ぶことを目的としていますが、感想を聞いてみると実際に筆をもって線を描くということで、自分のことや身近なことに気づくことが多いようです。

どの受講生もとても真剣に取り組んでいます。その姿に接することで、私も多くのことを学ばせていただいています。

 

 

 

 

それぞれの道

 

 

世界には実に様々な人が暮らしていますが、みなそれぞれの課題を持ってこの世に生まれてきているのだそうです。自分の居るべき場所に早くにたどり着いて本来の自己を見出す人は幸いです。

一所に留まらず、遥かな高みを目指して生涯を旅に費やす人もいるかもしれません。そのような人は一処不在の放浪者と誤解されるかもしれませんが、本当は巡礼の道を歩んでいるのです。そして、その人にはその人にしか担うことのできない役割というものがきっとあるにちがいありません。

 

道を歩むすべての人に光が照らされて、前へ進んでいけるように祈ります。