「弓と禅」という書物がありますが、その中で弓の師範は弟子に「悪い射を嘆いてはいけない。それに加えて良い射にも喜ばないようにして、平静な気持ちでいられるようにしなさい」と教えていました。
そして、「このことは絶えず心掛けなければなりません。それがどれほど大切かはあなたには想像がつかないでしょう」とも語っています。
喜びや悲しみがあってこその人生であるという見方もありますが、先に行われたオリンピックの競技の話題に接して、この言葉をあらためて大切にしていきたいと思い直したところです。
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すべてのものは動き、変化している。
成功にも喜ばないし、失敗にも悲しまない。
荘子(第17 秋水編)