丹後半島の山合いの集落に松源寺という小さな禅寺があります。昭和の初めに、この寺のすぐ向かいで火事があり、たくさんの火の粉が寺に降りかかりました。
そのとき寺を延焼から守ったのが大きく枝を広げた楠の古木でした。火の粉をたくさん浴びて焼け焦げたその楠は、後になって伐採されましたが、この楠を使い、地元の彫刻家に頼んで釈迦の涅槃像が造られました。いくつかのご縁により、その像の彩色をさせていただきました。
像の胎内には「世界平和」「自燈明・法燈明」の願文が納められています。
丹後半島の山合いの集落に松源寺という小さな禅寺があります。昭和の初めに、この寺のすぐ向かいで火事があり、たくさんの火の粉が寺に降りかかりました。
そのとき寺を延焼から守ったのが大きく枝を広げた楠の古木でした。火の粉をたくさん浴びて焼け焦げたその楠は、後になって伐採されましたが、この楠を使い、地元の彫刻家に頼んで釈迦の涅槃像が造られました。いくつかのご縁により、その像の彩色をさせていただきました。
像の胎内には「世界平和」「自燈明・法燈明」の願文が納められています。