Archive for the ‘works’ Category

全身全霊で

1月 26th, 2020

 

 

 

 

横山大観の制作にまつわるエピソードの中で特に印象に残る話があります。

第一回帝展に出品された六曲一双の龍を描いた屏風を制作する際に、屏風の一折を1枚と数えて、完成までに90枚を書き直したという話です。大観はこの展覧会には特別な思いを持っていたのでのでしょうか、一切の妥協を許さなかった姿勢が伺えます。

偉大な先人に倣い、作品にはどのような小さな仕事でも常に全身全霊で心血を注ぐという心構えで臨みたいと思います。

 

 

 

 

数学のはなし

9月 8th, 2019

 

 

 

 

数学の専門家によると、数学の公理などは人間が考え出したものではなく、すべて隠されていたものを「発見」したものなのだそうです。

芸術家が想像力や霊感によって宇宙の中に暗黙の秩序を見出し、それを音や形にすることとよく似ています。優れた数学者が共通して持っているものは、謙虚さと特別の美意識、そして精神性です。

数学と芸術はそれほど離れてはいないかもしれません。数学者はみな、数学は圧倒的に美しいと言い切っています。

 

 

 

数学者は詩人でなくてはなりません

-ソーニャ・コワレフスカヤ-

 

 

 

職人の仕事

6月 7th, 2019

 

 

 

 

職人技とよく言われるように、職人の仕事を評価するのにその技術力に注目が集まります。

そのような話を師匠としていたときに、師はこう言いました。第一は誠実さ、第二に品格、技術は三番目である、と。

 

清澄な心で形を造り、そこに品位が備わって初めて美が顕れるということなのではないかと思います。

 

 

 

教え学ぶ

5月 15th, 2019

 

 

 

 

週に一度、10人ほどの教室で仏画の指導をしています。手本を渡しますが、自由に描いてもらっています。

仏画を通して仏教や宇宙のことを学ぶことを目的としていますが、感想を聞いてみると実際に筆をもって線を描くということで、自分のことや身近なことに気づくことが多いようです。

どの受講生もとても真剣に取り組んでいます。その姿に接することで、私も多くのことを学ばせていただいています。

 

 

 

 

 

 

制作と祈り

1月 8th, 2018

 

 

 

 

自分をわすれ

無心になって

筆をとること

 

そのすべての業を

宇宙の父と母に

捧げます